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空中ブランコ 奥田英朗

空中ブランコ
空中ブランコ
奥田 英朗

一言で言うと、漫画みたいな小説です。
とても簡単に漫画やテレビドラマになりそうな。
直木賞?うーん。。そこまでの内容では無い様な気が。。

イン・ザ・プールの二作目、シリーズモノです。
伊良部先生という精神科医が、患者にきちんとした治療をしない代わりにビタミン注射を与え、更に彼らの私生活に土足で入り込んで知らない間に精神病を治してしまう、という作品。
テレビドラマには既になっているみたい。
主人公がメンズノンノの阿部さんでは、原作よりも美化されすぎですが。

一作一作は非常に読みやすくて面白く、オール讀物の連載として載っていたら、毎号楽しみにするだろうという気持ちはわかるのですが、同じテイストの作品の五本組みは正直言って少しクドイ。
そうそう、最初の「空中ブランコ」と最後の「女流作家」という作品は非常に良くできているなと思ったのですが、「女流作家」の主人公のジレンマと同じように、テイストが一緒なんですよ。全ての物語で。

それはね、主人公の伊良部先生のキャラが一つだから仕方が無いといわれればそうなのかもしれないんだけれど。
直木賞の受賞作だと思って読むと…微妙ですね。

これだったら、こっちのほうが良かったかも。
風に舞いあがるビニールシート
風に舞いあがるビニールシート
森 絵都


こちらのね森さんはね技巧的にものすごく技術が高い!って思われるんですよ、読んでると。
まー難しい言葉で書くと、わかりにくいんだけど、簡単に言うと読み終わった後に
「うまいなー」と思うの。
一話一話に複線を敷いてあったりして、非常に上手!アッパレ!な感じ。
お話の内容的にはロマンチスト的部分や切なさを押してしまう部分が強く、上の空中ブランコと比較してはいけないとは思うし、全然違うジャンルのものだと思うんだけど、賞を取るという観点からいくと、コチラのほうがはるかに審査員に好まれそう。
悪く言うと、ちょっと優等生過ぎる。しかもそのはかなさが、女の子の優等生を髣髴とさせる。

どちらがどう、というわけじゃないんだけど普段はあまり読まない短編を読んだので、なんとなく比較してしまいました。
最近、小説ばっかり読んでるな…



| 芸術 | 11:36 | comments(0) | trackbacks(0) |

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